
ブログを書いていると、「他サイトの文章はどこまで引用できる?」「画像にも引用は使える?」「引用元へのリンクは必要?」と迷いますよね。
引用は、出典を書くだけでは成立しません。
自分の記事を中心にしながら、必要な範囲だけ他人の著作物を利用することが基本です。
この記事では、文章・画像・リンクの扱いからWordPressでの引用方法まで、初心者向けに分かりやすく解説します。
- ブログで引用するときの正しい書き方
- 著作権に配慮するための引用ルール
- 他サイトの文章はどこまで引用できるのか
- ブログ画像を引用するときの注意点
- 引用元へのリンクの考え方
- WordPressで引用を表示する方法
- 引用・転載・参考の違い
- スクリーンショットやSNS投稿を使うときの注意点
- 1. ブログの引用の書き方と著作権の基本ルール
- 2. ブログ画像の引用・リンク・スクリーンショットの注意点
- 2-1. ブログで画像を引用するときの書き方
- 2-2. アイキャッチ画像は引用画像で済ませない
- 2-3. Google画像検索で見つけた画像も自由には使えない
- 2-4. 商品画像・メーカー画像も勝手に使えるわけではない
- 2-5. 「画像の掲載元=著作権者」とは限らない
- 2-6. スクリーンショットなら自由に使える?
- 2-7. 画像を加工するときも注意する
- 2-8. SNS・YouTubeは「保存」と「埋め込み」を分けて考える
- 2-9. リンクを貼ることと引用することは別
- 2-10. 海賊版サイトへのリンクは別問題
- 2-11. 「事実」と「文章表現」を分ければ引用を減らせる
- 2-12. 引用すればSEOに強くなるわけではない
- 2-13. 引用元のリンク切れもチェックする
- 2-14. 引用するか迷ったときの判断方法
- 2-15. ブログ公開前に引用を最終確認する
- 3. まとめ|ブログの引用は「そのまま使う必要があるか」から考える
記事内に広告が含まれている場合があります。
ブログの引用の書き方と著作権の基本ルール
そもそもブログの「引用」とは?
引用とは、他人が作った文章・写真・イラストなどの著作物を、自分の記事の説明や批評などに必要な範囲で取り入れることです。
著作権法第32条では、公表された著作物について、公正な慣行に合い、引用の目的上正当な範囲内であれば利用できると定められています。
つまり引用は、他人のコンテンツを読ませること自体が目的ではありません。
自分の説明や批評に必要な部分だけ借りる
という考え方が基本です。
文化庁も、引用部分とそれ以外が明確に区別されているか、自分の文章と引用部分に主従関係があるかなどが判断材料になると説明しています。
ブログで引用するときに確認したい基本ポイント
ブログで引用するときは、次の点を確認します。
| 確認ポイント | ブログでの考え方 |
|---|---|
| 公表された著作物か | Webサイトや書籍などですでに公表されている |
| 引用する目的があるか | 説明・批評・検証などに必要である |
| 本文と引用が区別されているか | 引用ブロックや引用符などで明確にする |
| 主従関係があるか | 自分の記事が主、引用部分が従になっている |
| 利用範囲が適切か | 引用目的に必要な範囲だけ使用する |
| 出所を明示しているか | 著者・サイト・記事・資料などを特定できるようにする |
ただし、これらを機械的に満たせば必ず引用として認められるわけではありません。
利用目的や方法、著作物の性質、権利者への影響などを含めて判断される場合があります。
「出典を書けば自由に使える」は間違い
よくある誤解が、
「出典:○○」と書けば他サイトの文章や画像を使える
という考え方です。
出所の明示は重要ですが、それだけで引用になるわけではありません。
引用として利用できるか確認する→必要な範囲だけ使う→引用部分を区別する→出所を明示する
という順番で考えましょう。
引用・転載・参考の違いを理解しよう
ブログでは、「引用」「転載」「参考」を分けて考える必要があります。
| 種類 | 意味 |
|---|---|
| 引用 | 他人の著作物を自分の記事に必要な範囲で取り入れる |
| 転載 | 他人の著作物を別の媒体へ掲載する |
| 参考 | 資料を確認し、内容を理解したうえで自分の文章を書く |
| 出典 | 情報や引用がどこから来たのかを示す |
資料の内容を理解し、自分の言葉で説明するだけなら、原文そのものを掲載する引用とは異なります。
ブログで文章を引用するときの書き方
文章を引用するときは、
自分の説明→引用→自分の解説
という流れにすると、引用の目的が分かりやすくなります。
たとえば、まず自分の文章で引用する理由を説明します。
ここに説明に必要な範囲の引用文を掲載します。
出典:○○「記事タイトル」
そのあとに、引用した内容について自分の解説や考察を書きます。
図にすると次のようになります。
長い引用を何個も並べ、最後に数行だけ感想を書く構成は避けたほうが良いですね。
ブログの引用はどこまでならOK?
結論からいうと、
「○文字まで」「記事全体の○%まで」という法律上の一律基準はありません。
ネット上では「20%以下」「30%まで」といった目安を見ることがありますが、著作権法にそのような割合は定められていません。
5000文字の記事だから500文字まで使える、とも判断できません。
必要なのが2文なら2文だけ引用します。
判断基準は、
「この文章をそのまま掲載しなければ、自分の説明や批評が成立しないか」
です。
必要性がなければ、自分の言葉で説明しましょう。
画像や短い作品では全文引用になる場合もある
引用は、必ず一部分だけでなければならないわけではありません。
写真・絵画・俳句などは、一部分だけでは作品として意味を示しにくいため、目的や利用方法によっては作品全体を示す場合もあります。
ただし、単に作品を見てもらうことが目的なら、引用としての必要性は弱くなります。
重要なのは、全部か一部かではなく、その利用が引用目的に必要な範囲かどうかです。
引用元・出典の書き方
Webサイトから文章を引用する場合は、どこから引用したのか読者が確認できるようにします。
| 引用元 | 表記例 |
|---|---|
| Web記事 | 出典:サイト名「記事タイトル」 |
| 書籍 | 出典:著者名『書籍名』出版社 |
| 官公庁資料 | 出典:○○省「資料名」 |
| 調査資料 | 出典:企業・団体名「調査名」 |
Web記事なら、サイト名と記事タイトルを示し、元ページへ移動できるようにしておくと親切です。
引用元へのリンクは法律上必須なの?
著作権法が求めているのは出所の明示であり、Webページへのハイパーリンクを必ず付けることまで定めているわけではありません。
ただし、ブログでは元ページへのリンクを付けることをおすすめします。
たとえば、
出典:文化庁「著作権テキスト」
と表示し、資料名から該当ページへリンクします。
これなら読者が元情報をすぐ確認できます。
引用元は一次情報までさかのぼる
ブログでは、引用元の選び方も重要です。
個人ブログが紹介している情報をそのまま引用するのではなく、可能なら元の情報まで確認します。
法律なら法令や文化庁、商品仕様ならメーカー公式サイト、統計なら官公庁です。
一次情報を確認すれば、孫引きによる誤情報を防ぎやすくなります。
WordPressでは「引用ブロック」を使う
WordPressには「引用」ブロックがあります。
ブロックエディターなら、
「+」→「引用」
から追加できます。
新しい段落で、
/quote
と入力してEnterキーを押しても追加できます。
ただし、
引用ブロックを使えば自動的に著作権法上の引用になるわけではありません。
引用ブロックは、引用箇所を表示上分かりやすくする機能であって、引用する必要性や利用範囲、主従関係、出所などは別に確認します。
引用文を勝手に書き換えない
原文を引用するなら、元の意味を変えないように扱います。
途中を省略する場合は、
「(中略)」
などを使い、省略したことが分かるようにすると親切です。
内容を分かりやすく説明したい場合は、引用文を少しずつ書き換えるのではなく、資料を理解したうえで自分の文章としてまとめます。
ブログ画像の引用・リンク・スクリーンショットの注意点
ブログで画像を引用するときの書き方
写真・イラスト・図表なども著作物として保護される場合があります。
そのため、
画像を保存→ブログに掲載→「出典:○○」と書く
だけで自由に利用できるわけではありません。
画像でも、
「なぜこの画像を掲載する必要があるのか」
を考えます。
たとえば広告デザインについて分析するために実物を示すなら、画像を掲載する必要性があります。
一方、記事を華やかにするだけの装飾目的なら、自作画像や利用条件を確認した素材を使ってください。このほうが安全ですから。
アイキャッチ画像は引用画像で済ませない
アイキャッチ画像は、読者の目を引くための装飾目的で使われることが多いため、他サイトの画像を安易に引用扱いで使用するのは避けましょう。
自分で撮影・制作した画像や、利用条件を満たしたフリー素材・有料素材を使うのが基本です。
画像引用は、その画像自体について説明・比較・批評する必要がある場合に検討します。
Google画像検索で見つけた画像も自由には使えない
Google画像検索に表示されている画像だからといって、ブログで自由に使えるわけではありません。
利用するときは元ページを開き、著作者、ライセンス、商用利用、加工の可否などを確認します。
ネット上に公開されている=自由に使える
ではありません。
商品画像・メーカー画像も勝手に使えるわけではない
メーカー公式サイトの商品写真も、ブログへ自由にコピーできるとは限りません。
アフィリエイト用画像やプレス素材が用意されているなら、指定された利用条件に従います。
単に商品を紹介するだけなら、ASP(広告提供業者)が提供する画像など、利用許可が明確な方法を優先すると安心です。
「画像の掲載元=著作権者」とは限らない
画像が掲載されているサイトの運営者が、その画像の著作者とは限りません。
写真家から提供された画像や、素材サイトからライセンスを受けた画像である可能性もあります。
画像を利用するときは、掲載サイトだけでなく、撮影者・制作者・提供元・ライセンスまで確認しましょう。
スクリーンショットなら自由に使える?
スクリーンショットにしたからといって、画面内にある著作物の権利がなくなるわけではありません。
Webページには、文章・写真・イラスト・ロゴなどが含まれる場合があります。
そのため、
「自分でスクショしたから自分の画像」
とは考えないでください。
操作方法を説明するために必要な画面だけを示す場合と、他サイトの記事全文を読める状態で掲載する場合では意味が異なります。
何を・何のために・どの範囲で掲載するのか
で判断します。
画像を加工するときも注意する
引用した画像を自由にトリミング・合成・色変更できるとは限りません。
加工によっては、著作権だけでなく著作者人格権や利用規約が関係する場合があります。
画像を加工して使うなら、引用の条件だけでなく、その画像の利用条件も確認しましょう。
SNS・YouTubeは「保存」と「埋め込み」を分けて考える
X、Instagram、YouTubeなどには、公式の埋め込み機能が用意されている場合があります。
投稿画像や動画を保存して自分のサーバーへアップロードする方法と、公式の埋め込み機能を使う方法は同じではありません。
SNS投稿や動画を紹介したい場合は、まず各サービスの公式機能や利用規約を確認しましょう。
ただし、埋め込み機能を使えば第三者の権利問題がすべて解決するわけではありません。明らかに無断転載と分かる投稿などは避けてください。
リンクを貼ることと引用することは別
他サイトへのリンクと、文章や画像の引用は別です。
たとえば、
「詳しい料金はこちら」→公式サイト
と案内するだけなら、通常はリンクです。
一方、
他サイトの文章を掲載→元ページへリンク
なら、その文章の利用について引用の条件を確認する必要があります。
リンクを付ければ他サイトの文章をコピーしてよい、という意味ではありません。
海賊版サイトへのリンクは別問題
通常の参考リンクと、違法にアップロードされたコンテンツへ誘導するリンクは分けて考えます。
侵害コンテンツへのリンクを集め、利用者を海賊版へ誘導する一定のサイトについては、法的な問題が生じる場合があります。
ブログからリンクを貼る場合も、リンク先が正規のサイトか確認しましょう。
「事実」と「文章表現」を分ければ引用を減らせる
ブログを書くときは、「事実」と「他人が書いた文章」を分けて考えると引用を減らせます。
たとえば、
「このサービスは月額1000円」
という事実を確認したとしても、他ブログの説明文までコピーする必要はありません。
公式サイトで料金を確認したうえで、
「月額1000円なので、年間では12000円です」
と自分で説明できます。
ブログでは、
- 事実・数値は一次情報(公式などで)で確認する
- 説明・比較・考察は自分で書く
という方法を基本にしましょう。
引用すればSEOに強くなるわけではない
公的機関や有名サイトをたくさん引用したからといって、それだけで検索順位が上がるわけではありません。
引用はSEOテクニックではなく、読者へ根拠を示すための手段です。
引用元のリンク切れもチェックする
Web上のページは、公開後にURLが変わったり削除されたりします。
記事をリライトするときは、引用元が現在も公開されているか、内容が変わっていないか、より新しい公式情報が出ていないかを確認しましょう。
特に法律、料金、サービス内容、統計などは定期的な確認が必要です。
引用するか迷ったときの判断方法
引用するか迷ったら、最初に、
「この文章や画像を、そのまま読者に見せる必要があるか?」
と考えてください。
NOなら、元資料を確認して自分の言葉で説明します。
YESなら、
という順番で確認します。
ブログ公開前に引用を最終確認する
公開前には次の項目を確認しましょう。
| チェックする内容 | 確認 |
|---|---|
| 引用する必要性がある | ○・× |
| 公表された著作物である | ○・× |
| 引用部分と本文を明確に区別している | ○・× |
| 自分の記事が中心になっている | ○・× |
| 利用範囲が目的に対して適切である | ○・× |
| 引用元を明示している | ○・× |
| Web情報では元ページを確認した | ○・× |
| 可能なら一次情報まで確認した | ○・× |
| 画像を単なる装飾目的で引用していない | ○・× |
| 引用文や画像を不用意に改変していない | ○・× |
| 引用後に自分の説明や考察がある | ○・× |
この表は法律上の可否を判断するものではありませんが、ブログでありがちな引用ミスを防ぐチェックとして使えます。
判断が難しい場合は、権利者へ利用許可を確認するか、だれか詳しい人に相談しましょう。
まとめ|ブログの引用は「そのまま使う必要があるか」から考える
ブログで引用するときは、「出典を書けば自由に使える」「20%以下なら大丈夫」といった判断をしないことが大切です。
公表された著作物か、引用する必要があるか、自分の記事と引用部分を区別できているか、自分の記事が主になっているか、利用範囲は適切か、出所を示しているかを確認しましょう。
画像やスクリーンショットも、ネット上にあるだけでは自由に使えません。
迷ったら「その文章や画像をそのまま掲載する必要があるか」を最初に考えます。
事実や数値は一次情報で確認し、説明や考察は自分の言葉で書く。この習慣を身につければ、著作権に配慮しながら独自性の高いブログ記事を作れます。
Wrote this article この記事を書いた人
ヒツジ
ヒツジWP管理人のヒツジです。20代のころからWordpressで構築したブログ運営を開始し、まもなく20年がたちます。このサイトでは、ヒツジの20年近くの経験をもとに、これからブログをはじめようとしている人に役立つ情報を発信していきます。
